蠍座男性がいじわるなのはなぜ？心理と対処法を確認

付き合う前にしろ、恋愛中にしろ、蠍座男性は相手の「本気度」を確かめたがる習性があります。

「この人はどれくらい自分を大切に思ってくれているのだろう？」「ちょっとした遊びのつもりで恋人関係を続けているだけかもしれない」など、彼の心は「疑い」でいっぱいなのです。

蠍座男性がいじわるをする心理①あなたと深い絆を築く前に「自分は相手にとって本当に大事な存在なのか」を知りたいという心理が働きます。彼の「いじわる」は、相手が「信頼できるか」「自分を裏切らないか」を試すための「テスト」と捉えてよいでしょう。わざといじわるをして、どれくらい強い気持ちで愛しているかを知りたいのです。

例えば、あなたからの連絡にわざと返信をよこさなかったり、あなたの目の前でほかのだれかとの会話に夢中になったりすることがあるかもしれません。

あなたにしてみれば、ただの「いじわる」「嫌な感じ」と思われるだけのこれらの行為は、彼の「真剣な愛」を求める気持ちがそうさせているといえるでしょう。

蠍座男性は一度心を開くと極限まで愛する（支配星＝冥王星）という性質があるため、そのぶん傷つくことへの不安が大きいのです。

彼のいじわるは「彼から「本命の恋人」として認められる」ためのテストと割り切って、試練を乗り越えていくしかないといえます。

蠍座男性がいじわるをする心理を紐解く上で、かかせないのが彼の「独占欲」の強さです。

あなたがほかの異性と親しくしたり、知らない誰かと通話したりしているだけで、彼は気が気ではいられなくなってしまうでしょう。

蠍座男性がいじわるをする心理②この「独占したい」という心理が、「あなたへの攻撃＝いじわる」として表れてしまうことは不思議なことではありません。特に「誰にでも親しく接する」「大勢の人とワイワイするのが好き」なタイプの女性に対して、彼の「独占欲」はいじわるに変わりやすいはずです。そのようなタイプには不安を募らせてしまうでしょう。

「独占したい」という心理から来るいじわるは、彼の傷つきやすい自尊心を守るための防御策です。

蠍座男性の愛は、深く激しいからこそ、浮ついて見えるタイプの相手に対して厳しく、それがいじわるという行為につながっているといえます。

しかし、彼があなたを「嫌いだから」いじわるをしていると考えるのは早計です。

「あなたを心から愛している」「深い愛を自分に注いでほしい」という気持ちがあるからこそ、「信じさせてほしい」「安心したい」という気持ちが「独占欲」として表れているといえるでしょう。

蠍座男性のいじわるな言動は、実はあなたへの強い愛情の裏返しでもあるのです。

蠍座男性の愛情は「秘密を武器にする」ものであるといえます。

あえて「壁」や「多くを語らない」ことで、あなたの興味や好奇心をくすぐり、自分が受ける愛情のレベルを高めようとするのです。

蠍座男性がいじわるをする心理③蠍座の彼に対して「本当の気持ちを隠している」と感じたことがある人は多いでしょう。彼は「秘密主義」であるため、「気づかれないように」主導権を握ろうとする心理が働いています。あなたが「彼のことをもっと知りたい」と思えば、蠍座男性のペースにはまっているといえるでしょう。彼は「心理的に優位に立つ」ために「いじわる」をするのです。

「気づかれないように」主導権を握るためには、あなたからのメッセージを無視する（あなたを不安にさせる）・ちょっとした遅刻をする（自分が相手を振り回す立場）などが挙げられます。

蠍座男性の特徴である「感情」や「真意を隠す」といった態度は、「主導権を握る」ことにつながると、人の足を引っ張る＝いじわるとして捉えられてしまうでしょう。

しかし、彼はこれらのことを「自分の魅力を伝える」ための恋愛テクニックであると考えます。

「どうしていいかわからない」「本当のことを知りたい」とあなたが思えば思うほど、彼の「ミステリアスな魅力」は輝きを増し、恋愛の主導権を握れるのです。

しかし、彼もこの「いじわる」には「恋が壊れる」リスクがあることをわかっていますから、エスカレートする危険性は少ないともいえます。

「真実を追求する」ことは、蠍座男性にとって使命ともいえる課題になります。

「水（＝感情）の星座」の中で、蠍座は「探求者」であるというのが占星術的解釈です。

蠍座男性がいじわるをする心理④彼が「いじわる」をする心理的背景には、「探求者」である蠍座の「精神の深いところでつながりたい」という欲求が隠れています。そのため、「あなたの心の奥底にある本音が知りたい」「あなたの秘密が知りたい」という気持ちが強く、その欲求が満たされない場合、疑い深くなったり、弱点を突いてきたりしがちなのです。

蠍座の彼から「なぜあんなこと言ったの？」「どうしてあのとき会えなかったの？」といった質問攻めにあった女性も少なくないのではないでしょうか。

それは彼が「真実を知りたい」「精神的につながりたい」と強く願っている証拠です。

真実を追求したいという蠍座男性の「探求心」は時に「いじわる」として表れることがあります。

あなたがあいまいな返事をしたり、少しの嘘をついたりしただけで、彼は裏を取ろうとしたり、日常会話を誘導したりして、意地悪な質問攻めになることも少なくありません。

彼はあなたのことを理解し、安心できる状態にしておきたいのです。

蠍座男性の「探求者」としての性質は、彼の愛情がかなり深いところにあることを示すものといえるでしょう。

蠍座男性は人から受けた「恩」を忘れない星座としても知られています。

一方、人から受けた「心の傷」「理不尽な行為」も同じようにいつまでも忘れません。

蠍座男性がいじわるをする心理⑤「復讐心・執念深さ」は蠍座男性の特徴としてとても大きなものです。「復讐・執念」の「持続性の高さ」は12星座の中で最も強いといってもよいでしょう。このような心理的背景があるため、あなたも忘れてしまったようなびっくりするほど昔のことで「仕返し」として「いじわる」をしてくることは無きにしも非ずといえます。

例えば、あなたが何気なく言った一言が彼を傷つけたとしたら、彼はその言葉を何年も覚えているかもしれません。

「復讐の機会」を待ち続け、計画的に「仕返し」をする行為が、「身に覚えのないいじわる」と感じるのは自然なことといえるでしょう。

あなたが直接彼にしたことではなくても、過去の恋愛で傷ついた経験や失恋などがトラウマになって忘れられないケースもあります。

この場合、あなたを攻撃する＝いじわるをすることはまれですが、急に冷たい態度を取ったり、心を閉ざしたりといったことはあるかもしれません。

蠍座男性の「仕返し＝いじわる」は「執念深い」蠍座の特性として捉えて、粘り強く対応するのがベターといえます。

蠍座男性は、占星術で解説すると「急速加熱」と「急速冷却」の相互作用を持っている星座といえます。

普段は感情を見せない彼ですが、心の中では「急速加熱＝急な怒り」「急速冷却＝急な落ち込み」を常に繰り返しているのです。

蠍座男性のいじわるへの対処法①周囲に対して影響力の強い蠍座男性ですから、彼に振り回される人も多いかもしれません。しかし、ここで彼の「感情のアップダウン」に逐一反応するのはよい結果につながりません。彼の感情の波に振り回されず、いつも通りの穏やかな態度で接することが大切です。

もし彼が「感情に支配されているな」「急速加熱×急速冷却による影響を受けているな」と感じたら、意識的に「日常」を続けましょう。

「日常」を続けることで、「この人は自分の揺さぶりに動じない人だな」と認識してもらえますし、あなたが彼にとっての「防波堤」の役割を担うことも可能です。

防波堤となることで、蠍座男性から「特別な人・かけがえのない人」として大事にされるでしょう。

例えば、職場の蠍座男性が急に冷たい態度を取ってきたとしても、普段通りの笑顔で挨拶し続けることで、数週間後に彼の方から歩み寄ってきたというケースもあります。

一貫した態度を保ち続けることで、彼に安心感を与え、結果的に「いじわる」は減っていくのです。どんなときも感情的にならず、落ち着いた対応を心がけましょう。

蠍座男性のいじわるの多くは、「不信感」や「不安」から生まれています。

不信感や不安が募ると、人の足を引っ張ってしまったり、ネガティブな感情に支配されてしまうのです。

蠍座男性のいじわるへの対処法②もし「蠍座男性のいじわるに困っている」と感じるなら、彼に対して「誠実さ」「実直さ」で対応するのが正解といえます。どんな小さな約束でも必ず守り、決して嘘をつかない、彼に「秘密」を持たないなどが効果的です。蠍座の心はやがて開き、いじわるはなくなるといえるでしょう。

「信頼を積み重ねる」ことは難しいことのように思いがちですが、ほんの少し気を配る程度でよいのです。

1. 「連絡するね」と言ったら必ず守る
2. デートの約束をキャンセルしない
3. 必ず「今日一日の報告」をする

蠍座男性を彼に持つA美さんは、毎日寝る前に「今日あったこと」を必ずメッセージで伝えることをかかさず続けたところ、彼の不安が徐々に和らぎ、いじわるが減ったそうです。

感謝の気持ちを伝えたり、「嬉しかったこと」「悲しかったこと」を話して感情を共有したりすることも蠍座男性には効果があります。

「本当の誠実さ」を伝えることは時間がかかってしまうかもしれませんが、彼の不安要素を軽くして、二人の関係を穏やかなものにするでしょう。

彼の心に「安心」や「信頼」が芽生えること・いじわるが減ることは、時間の問題といえます。

占星術の世界では、「蠍座と山羊座はどちらが努力家か」というトピックがあがります。

蠍座男性は「努力」に加え、「情熱」の量が多いため、必ず成果を上げられる星座といえるでしょう。

しかし、「秘密主義」的な蠍座は、「自分がいかに努力したか」を周囲に漏らすことがあまりありません。

蠍座男性のいじわるへの対処法③ただし、自分の努力や情熱を傾けたことに対して「認められたい」という欲求が強いことも事実です。蠍座男性が真剣に取り組んだ仕事や趣味の成果を積極的に褒め、「真似できない」「感動したよ」といった尊敬の気持ちを伝えることで、彼はあなたを「自分の味方」だと感じるようになるでしょう。これはあなたへの不信感が溶け、いじわるが減ることを表しています。

「安易な褒め言葉はわざとらしく感じないかな？」と不安に思う人もいるかもしれません。

もちろん「表現を選ぶ」必要はありますが、具体的な褒め言葉や励ましのメッセージは、彼の忠誠心を高め、結果的に関係を改善させることができるのです。

例えば、彼が料理をおごってくれたり、家事をしてくれたりしたら、「本当においしかった」「すごく助かってる」と感謝を伝えるのもよいでしょう。

また、仕事でよい成績を残したら、「本当にすごい！尊敬するよ」と直球で褒めてもよいのです。

こうした日常の小さな「尊敬」の気持ちが彼に伝われば、蠍座男性は「安心」し、いじわるも減っていきます。

彼の真剣さに対して心からの「尊敬」を示すことで、彼のかたくなな心も和らいでいき、本来の優しさを見せてくれるようになるでしょう。

占星術では、「蠍座は遊び半分を最も嫌悪する」とされています。

蠍座男性である彼は、どんなときも真剣な話し合いや感情のやり取りを求めているといっても過言ではないでしょう。

してはいけないNG行動①そんな彼に冗談めかして「頭が固いんだねー、もっと力を抜いて」「ご機嫌斜めだったのかな？今日の夕食おごるよー」など、「軽口を叩く」ことはほぼ確実に彼の不興を買うはずです。彼の言葉や行動はとても「重い」ものといえるため、このような「軽い」対応は「自分の気持ちを馬鹿にされた」と受け止められてしまうでしょう。

もしあなたが彼を「励ます・和ませる」意図を持っていたとしても、彼に真意が伝わることは稀です。

例えば、彼が怒気を強めているときに「そんな真剣にならなくても」と返したり、深刻な相談をしているときに「大したことないよ」と軽く扱ったりすると、信頼関係が崩れる原因になります。

蠍座男性の真剣な愛情表現を「口がうまいねー」と言って受け流した結果、完全に信頼を失い、その後音信不通になった例は実際に起こったことです。

また、彼が打ち明けた悩みに対して「気にすることないよ！」と軽く扱った結果、彼は次第に無口になっていき、自然消滅したというケースもあります。

蠍座男性の真剣さや深い感情に対しては、同じ真剣さで向き合い、同じ感情に寄り添って対応することが何よりも大切です。

蠍座男性は、恋人から「みんなと平等に扱われる」ことを嫌います。

「その他大勢の一人」「友だちと同じ扱い」であることが許せない星座なのです。

してはいけないNG行動②恋人に対して「特別な存在」でありたいと願っている蠍座の彼は、「数多くの親しい男性の一人」として扱われると、「相手にとって自分は何なのだろう」「自分が大切に扱われていない」と感じ、深く傷ついてしまうこともしばしばあります。彼を「特別扱いしない」というのは、してはいけないNG行動の一つといえるでしょう。

蠍座男性が求めているのは、相手は自分だけと契約していて、自分は相手だけとだけ契約しているという「深いつながり」です。

例えば、あなたに彼の友だちや同僚と同じ接し方ををされると、「自分はほかの人と同じなんだ」と「自分の価値」を疑い出してしまいます。

このようなことが続けば、「いじわる」であったり、「冷たい対応」であったりが現れるのは必然であるといえるでしょう。

「特別扱いをする」というと、「ひいきにする・えこひいきする」といったネガティブな印象を抱く人が多いものですが、蠍座の愛情表現ではそれが「真実の愛の判断基準」なのです。

たとえグループの中でも彼の意見だけに感謝を伝えたり、二人だけの話題を振ったりすることで、関係が深まったというケースもあります。

彼を「特別な存在」として扱うことで、彼の中のポジティブな面を引き出すことができるでしょう。

「どう考えても蠍座男性の方に非があるのに、なぜこちらが我慢しなければならないの？」そんなふうに感じた人も多いかもしれません。

もちろん彼は「話の通じない」人ではありませんが、「水＝感情」の星座の最も深い部分を担う星座であることから、「理詰めの反論」を嫌う傾向があるのです。

してはいけないNG行動③「こういう事実がある、論理的にはこうだよ…」「客観的に間違ってるよ、なぜなら…」など、彼に「理屈」で勝とうとするのは「してはいけないNG行為」の中でもかなりの反感を買う行為といえるでしょう。「冷静であること」「知識があること」も彼にとっては逆効果といえます。

たとえそれがどんなに正論であっても、「冷静な理屈」というのは蠍座男性には「自分を否定された」と感じられてしまうのです。

「理屈」よりも「共感」を大切にする彼には、「自分の感情に寄り添ってくれない」人であることがはっきりすると、以外にもあっさり関係を終わらせてしまう可能性があります。

「論理」ではあなたが勝ったかもしれません。しかし、「勝ち負け」がゴールではありませんから、この「勝利」には意味がありません。

大切なのは「蠍座男性の感情に寄り添うこと」であり、それだけが彼のいじわる・関係の悪化を改善するカギといえるでしょう。

彼にとって最も重要なのは「そう感じるんだね」「つらいよね」といった理解の言葉や共感の姿勢です。

例えば、蠍座男性との口論で常に相手を言い負かせていたY美さんは、「あなたがそう感じるなら、それは本当に辛いことだね」と感情をこめて共感したところ、対立がなくなったといいます。

彼の感情をまずは認めて、受け止めてあげることで、彼自身も冷静になり、いじわるだったり、軋轢だったりが減っていく例がいくつも見られるのです。