蠍座と水瓶座の相性は？「悪い」というのは本当？

蠍座・水瓶座はお互いに「知的」であるという部分で共通点があります。

蠍座の知性は一つのテーマを深く掘り下げる探求心であるのに対して、水瓶座の知性は新しい視点・価値を見つけ出す近未来的な知性であるでしょう。

二人の会話には、常に新しい発見があります。蠍座は水瓶座のユニークな発想に感心しますし、水瓶座は蠍座の一つの物事を掘り下げる熱意に驚くでしょう。

水瓶座の発想力は他の追随を許しませんが、アイデアが浮かんでもすぐに別のことを考え出してしまう傾向があります。蠍座はその点妥協がありませんから、物事を検証し続けるでしょう。

アイデアマンの水瓶座を、調査好きな蠍座がサポートする、そんな相性になるはずです。

二人が最も必要としているもの、それは「共通の目標」です。

蠍座の集中力やバイタリティは12星座の中でもトップクラスといえます。それに対して水瓶座は進歩すること・発見すること・発信することにエネルギーを注ぐタイプでしょう。

水瓶座の革新的なアイデアは、そのままでは実現不可能なことが多いかもしれません。しかし、蠍座の忠誠心を得られれば、水瓶座の立場は安定し、周囲からの賞賛を受けられます。

そもそも蠍座は他人のサポーター役に徹することに抵抗がありませんから、水瓶座を押し上げることも難しくはないでしょう。

同じ目的に向かって協力し合いながら進んでいくのなら、水瓶座にとって蠍座は力強い味方になるといえそうです。

蠍座を表すキーワードとして、「深い感情的なつながり」というものがありますが、水瓶座は開放的で個人主義的です。

二人が持つ「他人との関係」に対するスタンスは異質なものですが、これが融合すれば、全く新しい次元のパートナーシップが生まれることは間違いありません。

例えば、蠍座の深刻な感情を水瓶座の分析能力によって活用できるようにしたり、水瓶座のアイデアを蠍座の感情理解の指標にしたりといったことが挙げられます。

二人は飽きることなくお互いの考えを取り入れ、改善を繰り返し、次のステージに向かい続けるでしょう。

ホッと落ち着いたり、癒し癒されたりする関係とはいいがたいですが、常に刺激を与え合い、「何かしなければ」という気持ちになる「やる気スイッチを押してくれる」関係なのです。

蠍座は深い感情的なつながりを求める星座です。それに対して、水瓶座は「広く浅く」人的ネットワークを得ることに魅力を感じます。

どちらが「悪い」ということはできませんが、蠍座は水瓶座に対して「もう少し自分を特別扱いしてくれたらいいな」と思うはずです。

情熱的な蠍座は、「自分が与えたものと同じくらい相手にも返してほしい」と思う星座といえます。

蠍座が水瓶座に献身的になればなるほど、水瓶座の自由奔放で独立心を重視する姿勢に物足りなさを感じてしまうのは仕方のないことかもしれません。

蠍座が水瓶座を「自分に対して興味がないのかな」「無関心な人だな」と思ってしまう傾向があるのは心にとめておきましょう。

水瓶座は理性的で独立心旺盛なタイプです。どんなことも「合理的に考えること」で解決策を導き出し、大体においてそれは「正しい」場合が多いでしょう。

しかし、いくら理屈の上ではそうであったとしても、白か黒かで割り切れないのが人間の感情というものです。

自己主張が強く未来的な水瓶座に対して、蠍座が「こういう場面ではこうしてくれたらいいのに・人の感情をもっと考えてくれたらいいのに」と不満に思うこともあるでしょう。

時には、蠍座が水瓶座に対して行動を制限したり、束縛したりしようとすることもあるかもしれません。

水瓶座はそんな蠍座に対して、「支配的だな」「指図しないでほしいな」と思うことがあるはずです。

固定宮とはその名の通り「物事を継続・維持させようとする」サイン群の特徴を指します。

固定宮の中でも、水（感情）タイプの蠍座と、風（思考）タイプの水瓶座は、「心で感じる」機能と「頭で考える」機能、それぞれ異なるエレメントが割り振られているため、葛藤が生じるでしょう。

固定宮ですから、ひとたび方向性の違いが表面化すれば、お互いに「自分が正しい」という考えを譲らない頑固さが表れてしまうことになるはずです。

スクエア（90度）とはホロスコープを分割したときにできる特定の角度のことで、一般的には「衝突」「横やり」といった意味があります。

二人には常にコミュニケーションを取ることが必要といえるでしょう。お互いの妥協点を探ることで建設的な関係を維持できるはずです。

蠍座の彼氏が水瓶座彼女に対してまず感じることは、「どんな人なのだろう・何を考えているのだろう」という強い関心であるといえます。

水瓶座の女性は自分というものをはっきりと持っていて、何かに縛られている状態を快く思いません。

蠍座彼氏にとって、水瓶座の独立心・個性的なセンスというのは、「理解できないものをできるだけなくしたい」と考える彼の心を捕らえて離さないでしょう。

「人と違うこと」を「むしろプラスのこと」と考える水瓶座の女性は、風のように軽やかでレッテルを貼られるのが嫌いな女性といえます。

これらの性質は蠍座男性にはないものですから、蠍座彼氏が水瓶座彼女を「リスペクトする」のは当然のことといえるでしょう。

蠍座男性は過去に囚われがちなタイプといえます。一人でいるとき、「なぜああしてしまったんだろう」「あんなことしなければよかった」と過ぎたことを振り返ることもしばしばです。

とはいえ、男性的で荒々しい一面もある蠍座の彼ですから、そういった執着心を「よくないことだ」と思う力強さも持っています。

そんなとき、水瓶座女性の自由さ・奔放さは蠍座男性にとってある種の救いになるでしょう。

細かいことを気にせず、いつも自分をブラッシュアップしている水瓶座彼女を、蠍座男性は憧れのまなざしで見るはずです。

時に後ろ向きになってしまう蠍座男性にとって、水瓶座彼女は停滞した蠍座彼氏の感情を刺激する「インスピレーション」になるでしょう。

もし二人が問題を抱えているとしたら、それは「話し合い」の機会が少ないことに原因があるかもしれません。

蠍座男性は感情的なつながりを大切にする星座ですから、「言わなくてもわかってほしい」「察してほしい」という気持ちが強いのです。

水瓶座女性は決して「相手の考えていることを敏感に察知する」能力がないわけではありません。

ただ、蠍座彼氏の欲求はとても大きく、水瓶座の女性にとっては負担になってしまう場合があるでしょう。

二人が大切にしなければならないのは「小まめなコミュニケーション」です。どれくらい言葉を通じたやり取りができるかで、二人の今後は大きく変わってくるはずです。

水瓶座男性と蠍座女性のカップルは、水瓶座男性が持つ革新性やアイデアを、蠍座女性が持つ集中力と決断力でよりよいものに変えていく相性であるといえます。

蠍座の女性は、水瓶座彼氏が持つオープンな姿勢・アイデアマンなところに興味をそそられるはずです。

水瓶座彼氏が「こうしてみたらどうかな？」「ここはこう直そうよ」と蠍座彼女にアドバイスすることも少なくありません。

蠍座彼女は洞察力に優れてはいるものの、それを外に向かって主張することには苦手意識があるでしょう。

そんな彼女を、水瓶座の彼氏が「コンサルタント」の役割を担い、支えてあげるカップルになるといえます。

水瓶座の男性は、ユニークな発想やコンセプトを持っていますが、それを人に理解してもらおうという気持ちは強くないはずです。

「理解されないなら理解されなくてもいい」「世の中に見る目がないだけ」など、少しあまのじゃくなところがあるでしょう。

そんな水瓶座男性は、せっかくのチャンスをふいにしたり、実現可能な夢なのに投げ出してしまったりすることも珍しくない星座です。

蠍座女性は他人への思いやりが深い星座なので、水瓶座男性の不器用なところを見て「せっかくのアイデアなのに、もったいないな」と思います。

その点、蠍座には妥協がないため、一つのアイデアを根気強く世に広めるために尽力してくれるはずです。蠍座彼女は水瓶座男性の優秀な「マーケター」となることが多いでしょう。

蠍座女性は恋人と深い感情的なつながりを求めます。しかし、水瓶座男性はたとえ恋人であっても距離を置き、一人の人間として相手を見るでしょう。

もしかしたら、水瓶座彼氏は彼女を大切にするのと同じくらい、仲間・友達・平等を大切にするところがあるかもしれません。

水瓶座というサインの持つキーワードに、「博愛」や「グループ活動」などがあるのは注目したいところです。

蠍座の持つ秘密主義的な部分と、水瓶座の持つ論理的な部分とが誤解を生む可能性も否定できません。

二人にはお互いの違いを認め、それぞれが持つ生き方のスタイルに敬意を表すことが必要といえます。一度困難を乗り越えたら、大きく成長できる二人となるでしょう。