射手座と魚座の相性は「合う」「合わない」を越える「運命」

射手座が持つ「チャレンジ精神」と、魚座が持つ「豊かな想像力」は二人が良好なパートナーであることを示しています。

「開拓者」である射手座に、「ビジョン」を与えるのが魚座といえるのです。

射手座×魚座の相性・グッドポイント①いつも前を見て、「もっと遠く、今よりも明日へ」向かっていく射手座に、繊細で共感能力が高い魚座は「この人を応援したい・支えになりたい」と思うでしょう。ともすると「無謀」と思われるようなことにも挑戦しようとする射手座は、直感的・精神的な魚座のサポートによって「夢・ビジョン」を実現する土台を作ることができるのです。

大きな視点で物事を捉え、細かいことを気にしない射手座は、時に「楽観主義」的だと思われることもあります。

それが「行き過ぎた楽観主義」だった場合、目の前の問題が見えなくなる（＝困難に直面する・周囲から批判を受ける）こともあるでしょう。

「困難」に直面した射手座を、魚座は「他者への理解力・思いやりの深さ」によって助けることができます。

魚座の「他人の気持ちを読み取る力」は「信じる道を突き進むことの何が悪いんだろう？」という射手座の純真さに「感情的な深み＝こうすれば周囲も納得するよ」というヘルプを与えるのです。

射手座の「前向きさ」と魚座の「想像力」はバランスの取れた理想的なパートナーシップを築ける礎といえるでしょう。

射手座と魚座は「柔軟宮」に属する星座です。

「変化に対して柔軟に対応する」「適応力を発揮する」星座群（双子座・乙女座・射手座・魚座）を指します。

射手座×魚座の相性・グッドポイント②射手座は「新しい経験」を歓迎しますし、魚座は「アバウト」なところがありますから、二人の柔軟性は「波長が合う」ことを表しているものといえるでしょう。火の柔軟宮（射手座）と水の柔軟宮（魚座）であることも関係します。「異質なエネルギーを融合する」のが柔軟宮の役割ですから、「水の上で火が燃える」のように、二人はお互いの違いをスムーズに受け入れ、結果的に特別な・奇跡的な相性となるでしょう。

二人の相性のよさは、「異質なものを容易に受け入れる」柔軟宮の影響を強く受けています。

例えば、射手座が新しいアイデアや人生・社会に対する「冒険」を企てたとき、魚座はそれをすぐに受け入れます。

魚座が感情やスピリチュアルな導きによって行動したとしても、射手座は魚座の意志を尊重するでしょう。

意見の相違が生まれても、お互いの意見・意志を認め合い、衝突することはほとんどない二人といえます。

異なる性質を取り入れながらそれぞれの未来に向かって進んでいくことで、新しい知見が生まれ、それをまたお互いに共有し合い「インスピレーション」に変化する、革新的な関係になるはずです。

射手座は魚座に、魚座は射手座に「適応（＝柔軟宮）」し、共に成長できる相性といえます。

「社会的成功」を表す天体、それが木星です。

この天体を守護星に持つ射手座と魚座は、天体の持つ恩恵（＝拡大・成長）を十二分に受けることができます。

射手座×魚座の相性・グッドポイント③木星の影響により、射手座は「ポジティブなエネルギー・探求心」を刺激され、魚座は「直感・スピリチュアル」な洞察力が高まるでしょう。二人とも「希望」を追い求める星座ですから、「あんなこともしたい」「こんなことができたらいいね」など「夢」を語り合うことで、良きパートナーとしての実感がわく相性といえます。それは、「実現可能かわからない」夢であることが多いのですが、木星のパワーが最大限に発揮されさえすれば、夢は現実になるでしょう。

特に木星の後押しを得られることとしては、共同で行うプロジェクト・企画・開発などといった「アイデア」を形にするビジネスです。

射手座は「大胆な戦略」を、魚座は「創造的なビジョン」を提供し、大きな成果を上げることも不可能ではありません。

二人は特に「旅行に関連した事業」で成功しやすい相性です。射手座が位置する9ハウスは「旅行」を表していますし、魚座は支配星（木星）による影響で「旅行」の意味が付与されます。

射手座の「（海外などワクワクするような）遠隔地への旅行」という意味に、魚座の「隠遁的な旅・魂の旅」という意味が加わると、斬新な「ビジネスアイデア」が生まれるはずです。

木星の力が二人の未来を後押ししてくれる、「大きなものに守られている」ような相性となるでしょう。

なお、二人には「投資における幸運」という意味もありますが、これは人生を左右する大事なことですので、ここでは割愛させてくださいね。

射手座は前向きに、前向きでなくても体当たりで現実の問題に取り組んでいくタイプです。

一方、魚座は現実的な問題にぶつかると、現実逃避に走り、自分の世界に閉じこもってしまいます。

射手座×魚座が「合わない」理由①一生懸命に戦うべき相手・物事と向き合う射手座の姿を見た魚座は、射手座に「憧れる」ことになりつつも「自分はなんてダメなんだろう…」と落ち込み、自己評価が低くなってしまうのです。周囲との対立を避け、問題の解決よりも「夢の世界」に入り浸る魚座に対して、射手座は「あなたのやさしさはわかるけど、気が弱いともいえるよね」と頼りなさを感じてしまうでしょう。

問題が起きたとき、射手座は「好戦的」になり、魚座は「回避的」になることが、二人を「合わない」相性にしている原因であることは間違いありません。

射手座が「勇敢さ」「行動力」でもって問題に対峙している姿を見た魚座は、その姿に「プレッシャー」を感じてしまいます。

魚座が「曖昧さ」「自己犠牲」で問題を「うやむや」にしようとすると、射手座はいてもたってもいられなくなり、魚座を否定してしまうかもしれません。

射手座は「魚座の問題におせっかいを焼きたく」なり、魚座は射手座に「一人にして・放っておいてほしい」と感じるでしょう。

二人がお互いの「本質」を理解し、許し合わない限り、これが「合わない」原因の一つになることは自然なことといえます。

射手座×魚座「合わない」ときの対処法射手座は魚座の「感情」「やさしさ」を尊重しつつ、現実へ踏み出すために「そっと」魚座の手を引くことが大切です。いつもは「言いたいことを言う」タイプの射手座ですが、傷つきやすい魚座の性質を理解し、「控え目にはげます」ことが必要といえます。魚座は射手座に「頼る」ことが大切です。頼りにされることは射手座にとって「うれしい」場合が多いですから、「尊敬の気持ち」を伝えつつ、信頼を寄せてみましょう。

魚座は「自由」「気まぐれ」なところがありますが、心の奥では「精神的な安定」を求めているでしょう。

一方、射手座は「開放的」で「一直線」です。リーダーシップを取るのに適した性質を持っています。

射手座×魚座が「合わない」理由②「頼りたい魚座」と「頼られたい射手座」でバランスが取れているように見えますが、この違いが「合わない理由」になることもあるのです。それは、魚座の「感情的なつながりを求める性質」を射手座が「窮屈」に感じたり、「自分のペースを乱されている」と感じたときといえます。射手座は魚座から「離れよう」としますが、場合によっては魚座が「粘着」してしまうことがあるのです。

射手座の「リーダー」としての才能は、「自立心」が源泉となっています。

「自由」「独立」の意味を持つ射手座に対して、魚座は「冷たい」「無視されている」と感じるのです。

魚座は不安になると相手に「依存」しがちですが、射手座はそんな魚座の依存的傾向を「圧力」と捉えてしまうことが多いでしょう。

「自分だけの時間が欲しい」自立心の強い射手座と、何かに夢中になっている射手座に「放っておかれている」と感じる魚座は、この点においてすれ違いが発生します。

射手座が「頼られる」ことに喜びを感じるのは、あくまで「リーダー」として認められたことに対してであり、「依存される」ことは「自由を奪われる」こととして警戒する原因になるのです。

二人が「求めていること」に折り合いがつかないと、関係に亀裂が入るかもしれません。

射手座×魚座「合わない」ときの対処法この問題への対処法は、「いつも味方でいるよ」と射手座が魚座を安心させてあげることです。魚座は射手座の「自由」「独立心」を認めることで、相互理解が得られるでしょう。例えば、射手座は何気ない触れ合いやしぐさなどで魚座に「安心感」を感じてもらうのもよいですし、魚座は「一人でできる趣味」などを持つことで感情的な依存を軽減することが可能です。

射手座と魚座の支配星は「木星（＝拡大・発展）」であることを先述しました。

しかし、木星が「拡大する・大きくする」ことは必ずしも「良い結果を生む」とはいえません。

射手座×魚座が「合わない」理由③射手座の「今を楽しむ」性質と、魚座の「理想的な未来を夢見る」性質が、際限なく広がってしまうことになる場合があるのです。どちらの性質も「悪い」ことではないのですが、木星の「広げる」力によって膨らんだ楽観主義（射手座）と理想主義（魚座）は、方向性を見失い、場合によっては「だらしない」「ルーズ」な関係に陥ることが少なくありません。

二人は「具体的な計画」を立てることに苦手意識を持つ割合が高い組み合わせといえます。

射手座は「プランそのもの」を立てることを「面倒」と感じますし、魚座は「具体性に欠けた理想の未来」に思いを馳せるあまり、「具体的なプラン」へのコミットが遅れる可能性があるでしょう。

木星は「寛容さ」を表す天体ですから、「なんとかなる」「行き当たりばったりでもいい」といった「現実から目をそらす」傾向を強めていくはずです。

この部分で、射手座と魚座は「気が合う」ともいえますが、お互い様とはいえ「将来」について考えたとき「この人でいいのだろうか」という不安が大きくなってしまいます。

射手座は「自由」を、魚座は「理想」を重視するので、金銭面など現実的な問題・責任が生じたときに「ダメージ」を負ってしまう可能性があるでしょう。

射手座×魚座「合わない」ときの対処法射手座は「人を励ます」「人をその気にさせる」ことが得意な星座です。魚座がワクワクするような未来を語り、「夢想家」である魚座を現実に引き戻す架け橋を作ることができます。魚座も「人を立てる」「良い気分にさせる」ことが得意なので、射手座を「どこか遠く」ではなく「今、ここ」に連れ戻すことができるでしょう。うまくいけば、お互い「自由」「夢」を大事にしながら実現可能なプランを立てることが可能になります。

射手座男性の特徴射手座男性は好奇心が旺盛で、行動力があります。おおらかで楽天的、他人の失敗をあげつらうようなことはしないでしょう。周囲からの信頼も厚く、「リーダー」としての素質も十分です。いつも未来を見つめる前向きさ・明日に向かって走り続ける志の高さは誰にも負けないといえます。ただ、「全体」を動かす・見ることは得意でも、隅々まで気がつくような繊細さには欠けるかもしれません。

魚座女性の特徴魚座女性は同情心が強く、人の痛みを自分の痛みのように感じる共感能力に優れています。他人のために自分が犠牲になるようなこともあるでしょう。繊細であるがあまり、自分の世界に閉じこもったり、争いを好まないことから「本来なら手に入れられるチャンス」を他人に譲ってしまうところがあります。しかし、本人はあまり気にせず、「自分の良心に忠実になる・尽くす」ことに喜びを感じますから、「女性」としての男性からの評価はかなり高いはずです。

射手座男性は「楽天的」であり、魚座女性は「献身的」です。

大胆な彼と、繊細な彼女は「自分が持っていないもの」を持っていますから、お互いを支え合うことができます。

射手座男性×魚座女性・カップル相性①失敗を恐れず行動する射手座男性は、自信家であることが多いのですが、いざ失敗すると手痛いダメージを受けてしまいます。そんなとき、「相手の気持ちに寄り添う」魚座女性は彼を励まし、彼の心の「癒し」「オアシス」のような存在になれるでしょう。どんなときも明るく活動的な彼に、彼女は「希望」や「憧れ」を抱き、彼の存在そのものが「生きる活力」になることもしばしばです。

彼は自分を支えてくれる彼女を「理想的な女性」と感じますし、彼女は失敗を恐れず挑戦する彼の姿に心が励まされます。

彼が「うまくいかない」とき、リフレッシュできる美しい泉のような存在が彼女＆彼女の浮き沈みの激しい心の奥に「光」を与えてくれるのが彼といえるでしょう。

射手座男性が魚座女性に与えるものは「明日へ踏み出す勇気」であり、魚座女性が射手座男性に与えるものは「やさしさ」なのです。

二人とも「相手の自由を尊重する」性質がありますから、適切な距離を保ちつつ「成長する」意識を持てば「良好なカップル相性」であることは約束されているといえます。

お互いがお互いに与えるもの・与えられるものを尊重し、励まし合うことで「よい関係」が続くでしょう。

射手座男性は「とにかく動いてみる」タイプです。一方、魚座女性は「空想の世界でビジョンを練る」タイプといえます。

「夢・目標」を叶えるため、という二人の目標は同じものです。

射手座男性×魚座女性・カップル相性②二人に「こうしたい」「こうなりたい」という夢・目標があるなら、力を合わせない手はありません。「とにかく経験する・動く」彼と、「感受性・インスピレーション」を大切にする彼女は、「経験によって学ぶ（＝射手座男性）」＆「創造的で豊かなビジョンを提供する（＝魚座女性）」という理想的なパートナーシップを築けるのです。

射手座男性は「実際はどうなっているのか」自分の足で確かめなければ気が済まないため、時に「経験・行動」を重視しすぎる面があります。

それが「八方ふさがり」の状態を打ち破るパワーになることも多いのですが、「世界の理（そうなっている理由）」を突破するまでには至らないこともあるのです。

しかし、ここに彼女の「イマジネーション」が加わると、彼が見つけられなかった「答え」のヒントが得られます。

射手座男性は魚座女性から新たな「チャレンジ精神」を受け取ることになるでしょう。つまり、彼にとって彼女は「なくてはならない存在」になるカップル相性なのです。

魚座女性が持つ「夢の力」は、射手座男性の持つ「構造＝成り立ち」を必要とします。魚座女性の夢の実現に必要なのはまさに「射手座男性」といえるでしょう。

お互いを必要とすること・二人でなければ実現しない夢があることは、深い結び付きを生む要因になるはずです。

射手座男性は「大きな夢」を持ち、魚座女性は「理想的な未来」を夢見ます。

「空想家」である二人には、時に困難な現実に遭遇することがあるでしょう。

射手座男性×魚座女性・カップル相性③「拡大・発展」に期待する気持ちが強い二人は、実際に成功することが多いのですが、「失敗」する未来を想定することが苦手です。「必ずうまくいく」「明るい未来が待ってる」というポジティブさは悪いことではありませんが、彼は「くよくよ」悩んだり、「後ろ向き」になったりすることに拒否感がありますし、彼女は「冷たい・ドライな視点」を持ったり、「人を突き放」したりすることができないでしょう。

一緒にいると際限なく夢や希望が膨らみ、明るくなれる二人ですが、「すべてが思い通りに」なるとは限らないことを頭の片隅に置いておくことが大切です。

「行動力・実行力」があっても「実力」が伴わない場合や、「想像力・アイデア」があっても計画性がない場合などがこれに当たります。

もちろん、これから先の未来に対して「何も問題ない」と考える人はそうはいませんが、射手座男性と魚座女性のカップルはある種の「無敵感」を感じてしまいやすいのです。

予定していたことがうまくいかなかった場合、彼は「制限された」と感じ、彼女は「失望した」と感じてしまうでしょう。

大きな夢を追いながら良好な関係を続けるためには、目標地点を細かく区切り、「ここまで成功した」という段階でフィードバックを行い合うことが必要といえます。

魚座男性の特徴魚座男性は、包容力があり、人の気持ちを汲み取るのが得意です。「レディーファースト」のような、ロマンティックなもてなしも自然とできる人でしょう。しかし、デリケートな面があり、「自分をさらけ出す」「情熱的にアプローチする」ことは苦手です。その代わり、「やさしさ」や「共感能力」で相手の心に自分を印象付け、結果的に恋の勝者になることもよくあります。

射手座女性の特徴射手座女性は、明るく活発で、誰とでも気軽に話せる「フレンドリー」な魅力があります。もちろん「そうではない」人もいますが、「積極性」という意味においては共通していることが多いでしょう。何かに夢中になったり、目指すべき未来の目標があると、生き生きと輝くのが特徴です。行動力もあり、自分から告白することも多いので、恋の相手に悩むことは少ないはずです。女性でありながら「男性的（積極性）」なところがネックかもしれません。

魚座男性は「自分の心の世界に没頭する」時間を大切にします。

対する射手座女性は「自由に未知の世界を探求したい」という願望を持っているでしょう。

射手座男性×魚座女性・カップル相性①一見「対照的」な二人ですが、補完し合う関係です。彼が「自分の内面世界にこもりたい」と考えているとき、彼女は「新しい学びの場に出かけたい・旅行に出かけたり街に出かけたりして刺激を受けたい」と考えます。二人はお互いに相手の「一人の時間」を尊重しますから、彼は自分の世界に、彼女は外の世界に「自由」を求めるのです。「異なるものの共存」は「カップル相性のよさ」を表しています。

彼は彼女の「新しい知見」「経験・行動によって得られた情報」に刺激を受けますし、彼女は彼の「自己探求」による深遠な世界の見方に感心するでしょう。

「二人とも自由を求める」と述べましたが、射手座女性は「本来の意味での自由」を、魚座男性は「一人にしてほしい」「今は引きこもりたい」という消極的な自由を指します。

内向的な魚座男性は「嫉妬心が強い」タイプかというとそうではなく、外交的な彼女を「フットワークの軽さ・アクティブさは尊敬するな、自分にはできないな」と考えているのです。

この「二人の行動の違い」について、トラブルに発展することはほぼありません。彼にとって、彼女が「自由」でいられることは「彼女への共感」であり「やさしさ」でもあります。

ただし、射手座女性は「もう少し本音で話してほしい」「叱るときは叱ってほしい」と思っていますから、「オープンな対話」をすることは、二人にとって必要なことかもしれません。

射手座女性はとてもアクティブで、時には人と対立することを恐れません。

獅子座の持つ「自己主張」とは違い、「高尚さ」「不正への抗議」であることが多いといえます。

射手座男性×魚座女性・カップル相性②魚座男性は自分の意見をストレートに表現する彼女に対して、「フォローする」「ケアする」ことを選びがちでしょう。もちろん彼は彼女の味方ではありますが、対立・争いが発生したとき「どうすれば円満解決するだろう」と考えてしまうのです。彼女は「加勢しない」彼に最初は「どうして？」となるかもしれませんが、時がたつと「緊張状態」を和らげようとする彼の姿に癒されたり、慰められたりします。ストレートな射手座女性をマイルドな魚座男性が溶解する、良好なカップル相性といえるでしょう。

例えば、彼女がディスカッションにおいて感情的になったとき、彼は間に入り、論争している相手の気持ちも汲み取った上で和解へとつなげる役割を果たすのです。

彼女が周囲との軋轢に疲れたときには、そっと寄り添いやさしい言葉をかけることで緊張をほぐしてくれる・安心感を与えてくれます。

射手座女性は自分の「率直さ・一途さ」を保ちながら、「少し疲れちゃった…」というときに魚座男性に甘えることができるでしょう。

ここまで読んだ射手座女性の中には「彼の方が感情的なのに…」「我慢してるのは私なのに…」と思った人もいるかもしれません。

魚座男性は争いこそ好みませんが、水のエレメント（＝感情機能）の星座なので、確かに「怒り」の感情をあらわにすることもあります。

しかし、「感情的に怒る（＝水）」ことと「不正に対して怒りを表現する（＝火）」ことは性質が異なるものです。

射手座女性の怒り・主張には「社会性」があり、魚座男性の怒りの感情は「無意識」によることが多いといえます。

魚座男性の彼は彼女の感情（個人を越えた無意識）をリスペクトし、射手座女性の彼女は彼の「無意識」の世界を「避難所」にすることで、お互いに癒される・プラスの方向へ進んでいく相性になります。

魚座男性はやさしく、自己主張の少ない人です。

対する射手座女性はアグレッシブで大胆な人である場合が多いでしょう。

射手座男性×魚座女性・カップル相性③繊細で感受性が強い彼は、はっきりモノを言う射手座女性に対して「引いてしまう」ことがあります。行動力があり自由人でもある彼女は、魚座男性に対して「引っ張っていってほしい」「リーダーシップを発揮してほしい」と思うかもしれません。「癒し系男子」と「アクティブ女子」の関係は時にフラストレーションに変わることもあるのです。

例えば、彼女が彼に「男らしさ」や「筋の通った行動」を求めているときに、あいまいな態度や寛容さで応えようとした場合、彼女は落胆してしまうかもしれません。

反対に、彼が彼女を「攻撃的すぎる」「大胆すぎる」と感じている場合、物おじせずに自分をアピールすることをやめない場合、彼はただただ茫然とするだけでしょう。

いくら時代が変わったとはいえ、魚座男性は「女性らしさ」を本質的に求めますし、射手座女性はやはり「男性には男らしくいてほしい」という根源的な欲求があるのです。

そんな二人には定期的に「お互いを評価する」場を設けることが必要不可欠といえます。

彼の持つ「共感的なところ」「やさしく包んでくれるところ」・彼女の持つ「勇気があるところ」「決断力があるところ」を「賞賛」しましょう。

お互いの長所を伸ばすことにもなりますし、二人の性質の違いを強みに変え、よりよい関係を築くことができるはずです。